詳しいプロフィールはこちら
ドラマ

『万引き家族』あの家って本物?是枝監督の美術セットに対する熱意はすごい

こんにちは。小さいころ10円ガムを万引きして親にしこたま怒られた、ポテト太郎です。

 

先日、新宿のTOHOシネマズで是枝裕和(これえだ ひろかず)監督作品の『万引き家族』をウォッチしてきました。

 

平日の夜8時40分からの回だったのにも関わらず席はほぼ満席でした。さすが、パルム・ドール受賞作品ですね。客入りもハンパないです。

 

ところで、あの家族が暮らす“家”ですが実際の家なのかそれともセットなのか気になりませんでしたか?

 

セットだとしたらクオリティが高すぎますよね。ボロさというか生活感というかリアルな雰囲気がすっごい伝わってきました。

 

ということで、今回はその“家”について気になったことを調べました。この記事を読めば是枝監督の映画づくりに対する意識を知ることができます。今後も大注目の映画監督なので知っておいて損はないと思います。

 

それではどうぞ~♪

あの”家”はセットなのか

引用:(http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/)

結論から言うと、撮影には実際に建っている家とそれをスタジオに再現したセットが使用されています。おそらく、帰宅するときのシーンや外観の撮影は実際の家を使い、家の中の撮影はセットが使われているのでしょう。

 

映画パンフレットには家の間取り図が掲載されているほど作りこまれたセットのようです。

 

劇中で何度も部屋の様子が映りますが、生活感が伝わってきますよね。最低限の生活をしているんだろうなと瞬時に理解できます。

 

これがもし普通の一般的な家であればここまであの家族が経済的に追い詰められている様子は表現できなかったと思います。

 

部屋の汚さもさることながら、特に僕が衝撃だったのはお風呂です。

 

この映画を観るまでは僕の中では実家のお風呂が今までで一番汚い風呂場だと思ってたんですよ。垢だらけで、タイルも黒ずんでいるのを想像してただければいいと思います。

 

しかし、劇中に登場するお風呂はもはやそんな次元ではありません。汚いを通り越して画面から臭いが漂ってきます。

ポテト太郎

 実家の風呂のほうがまだきれいだ 

そんな目を覆いたくなるような汚いお風呂に安藤サクラが何の躊躇もせず浸かる様子に衝撃を受けました。

 

この時、僕が思ったことはこの人たちにとっての常識と自分の常識は全く違うんだということです。

 

この映画に出て来る人たちはみんな福祉の救いから漏れた人たちです。

 

劇中では過去の事情についてはあまり触れられないですが、家の様子からなんとなく察することができます。

 

ストーリー以外でそういうバックボーンを伝えることができるのは是枝監督ならではのこだわりがあったからとも言えるでしょう。

是枝監督の美術へのこだわり

引用(https://eiga.com/movie/88449/)

是枝監督はセットの細部まで妥協なくこだわります。
映画の中で特に美術セットは1,2を争うほど重要な要素です。

 

なぜかというと、脚本だけでは伝えることができないキャラクター性や世界観を表現できるのがセットだからです。

 

例えば、城桧吏(じょう かいり)君演じる子供の祥太は家の中で押し入れの中によくこもっています。

 

小学校高学年の年頃の男子といえば自分だけのテリトリーを確保しますよね。本を読んだり、ゲームをしたり自分の好きなことを親の目を避けて楽しめる空間が必要です。

ポテト太郎

男子諸君はお分かりいただけるだろう

 

自分だけの世界をつくれるのが普通であれば、自室だったりするわけですが祥太は家があまりにも狭いためそんな贅沢ができません。

 

ふすまは色あせており中も暗く、いかにもカビ臭そうな押し入れですが、それでも押し入れの中に自分のテリトリーをつくるのです。

 

是枝監督は祥太自身の持つ心の世界は広いんだということを伝えたいのではないでしょうか。

 

劇中でも佐々木みゆちゃん演じる妹のゆりが勝手に押し入れに入ろうとするシーンで祥太はちょっと怒った様子で「勝手に開けないで‼」といいます。

ポテト太郎

母ちゃんとかよくノックもせずに部屋に入ってきたなぁ

美術セットを使ってうまく年頃男子の心情を表現したいいシーンだと思います。

 

このように是枝監督は全て計算した上でセットの細部までこだわっているんです。

 

是枝監督の美術に対するこだわりが少しは伝わったのではないでしょうか。しかし、いくら素晴らしい構想があったしてもそれを再現するスタッフが優秀ではないと作品としては今一歩になってしまいます。

 

続いて、そんな是枝監督の要求を見事カタチにしたスタッフさんをご紹介したいと思います。

監督の要求をカタチにする美術スタッフ

引用(https://eiga.com/movie/88449/)

是枝監督の頭の中を実際にカタチにするのは周りのスタッフさんです。特に美術スタッフは大変でしょう。

 

是枝監督作品『海街diary』、『そして父になる』など是枝監督作品ではあれば必ずといっていいほど美術を担当している方が三ツ松けいこさんという方です。

 

今作では是枝監督から「とにかく家を汚してください。」と指示されたそうです。

 

特にお風呂場はこれでもかっというくらい汚いですよね。

 

監督の目指したい理想を三ツ松さんが理解し、手間暇をかけて作り上げられたのがあのお風呂場だったのです。映画を観た全員が「汚ねぇ」っと思ったはずです。

それだけ苦労されたのがうかがえます。

まとめ

引用(https://eiga.com/movie/88449/)

いかがでしたでしょうか。

 

是枝監督は素晴らしい脚本も書きますが同時に世界観も大事にしている監督なんです。

 

特に美術セットは脚本では表現しきれないものを映すうえで重要な要素だと思います。

 

今後映画を観るとき(特に是枝監督作品)はセットにも注目してみてくださいね。

作品情報

作品名:万引き家族
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
撮影:近藤龍人
美術:三ツ松けいこ
キャスト:リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ、樹木希林
製作年:2018年
上映時間:120分

第71回 カンヌ国際映画祭(2018年)

  • コンペティション部門 パルムドール
引用(https://eiga.com/movie/88449/)

 

引用(https://www.youtube.com/watch?v=vMP3wysydDs)

 


僕は現在、映画から人生に活かせることをメルマガ中心に発信しています。

メルマガ会員限定でカウンセリング、コンサルティングを行いながら
交流イベントを開催していたり
映画好きを集めたオンラインサロンのオーナーとしても活動したり
その傍らで複数メディアの運営なんかもしています。

また、4月から都内のネットラジオ局でラジオパーソナリティとしてレギュラー出演することが決まっています。

映画の鑑賞本数はおそらく1,000本は軽く超えていて
毎日呼吸するように映画を見ており
映画は僕の人生になくてはならない存在です。


そんな僕ですが、
昔は全く生きがいを感じていませんでした。

他人の人生を生き
出来の悪い自分を責め
要領のいい他人と自分を比べ、卑下し
毎日家と会社の往復で
毎日を疲弊しながら過ごしていました。

さらには付き合う相手を間違えて2回も悪徳ビジネスに引っかかりそうになったほど。

そんなどうしようもない僕を救ってくれたのがある一本の映画です。
その映画によって人生を変えたといっても過言ではありません。


映画を観ると多くの学びが得られます。

人生で本当に価値があること
人間力の高め方
自信をつける方法
友達の大切さ


ここに書いたのはほんの一部ですが、人生をより豊かにする方法は全て映画が教えてくれます。


僕のメルマガでは
自分の人生を生きることができていない人や
今を楽しめていない人に向けて
もっと自分らしく生きる方法について発信していいます。
もちろん、映画の素晴らしさとともに。

メルマガ登録はコチラからできます。
ポテト太郎の無料メルマガに登録してみる


このブログのコンセプトは「映画から人生を学ぶ」です。

僕はコンプレックスを解消して自由で行動的な人生を進み出しました。

そのきっかけは全部映画が与えてくれたんです。

もしあなたが悩みを抱えているのであればぜひこのブログを読んでほしいです。
ですが、実際どうやって映画が役つのかイメージしにくい方もいるかもしれません。

なので僕のプロフィールでは実際にどういう映画が人生に役立ったのか紹介しています。


ポテト太郎の物語はコチラから読めます。
二度もネズミ講に引っかかり、人間不信になった男が映画と友人に救われ、復活した物語